痴呆

痴呆に自覚があったらこんな感じなのかな、

あんなにあんなに大好きだった人のことをほとんど思い出さなくなって、TLで見かけてもなんの感情も起こらなくなって、すべての記憶に膜がかかったようにぼやけている
だけど時々ちいさなことがきっかけで、鮮烈なフラッシュバックが起きる
全体を通して見たらゆるやかに、確実に、生傷は瘡蓋になっていって思い出がどんどん思い出せなくなる
一生消せないと思っていた写真もそろそろ消してってもいいかな、なんて思い始めている

それでいて先輩のことをあの人の時と同じくらい心から好きかと言われればそうとは言い切れない
でも確実に好きという感情が湧いてきて、じわじわ広がって固まってきている
毎日一緒に過ごすことにとてつもない幸せを感じる

こんな風に過ごしていて、こんな風に冷静に自己分析してると、やっぱり誰でもいいのか、私、と思う
思うよね、ボーダーのみなさん
その人のその人にしかない部分を愛して一緒にいたいと思うわけではなく
依存対象でいてくれて自分を見捨てないことが結局一番重要なのかと、
好きとか愛してるとかではなく依存できるかどうかでしかないのかと、
そうなら自分はどれだけ空っぽな人間なのかと、
無限にぐるぐるぐるぐる

まあ、答えとかなくて掴みどころのない不安さも、いつも先輩に会ってぎゅっとされるとすぐ忘れてしまうのだけど、
それも本当に愚かだなって

この人じゃなきゃダメ、なんて本当に存在しないんだろうな、もっと大人になったらしっくりと来るのかもしれない。